当スタジオ・RED IGUANA STUDIOでマスタリングを担当したアーティスト、ジロー・ヤマオカさんのニューアルバム『オーファン・ビリー』が、オーディオ専門誌『ステレオサウンド』No.239(2026年SUMMER号)に掲載されました。
創刊から60年の歴史を持つ同誌への掲載は、アーティストにとってもエンジニアにとっても、素直にうれしいニュースです。

ジロー・ヤマオカさんについて
長野県を拠点に活動するブルースマン、ジロー・ヤマオカさん。アメリカの古いブルースやフォークを愛し、それらに影響を受けたオリジナル曲も手がけています。温かみのある渋いスモーキーヴォイスが持ち味で、ソロ弾き語りからバンド編成まで表現の幅は広く、精力的に全国各地でライブ活動を続けています。
これまでに「Hard Times Come Again No More」「リトルボーイ」の2枚のアルバムをリリースし、今作『オーファン・ビリー』が3枚目となります。また、Inter FM「バラカン・ビート」へのラジオ出演も果たすなど、活動の幅は着実に広がっています。
3rdアルバム『オーファン・ビリー』
今回掲載されたのは、2026年1月9日リリースのジロー・ヤマオカさんの3rdアルバム『オーファン・ビリー』です。
全編弾き語りという構成で、書き下ろし新曲、ライブ定番曲、古いブルーズ・フォークの日本語カバーを収録。タイトル曲「オーファン・ビリー」は十数年前に作曲した思い入れの深い楽曲で、今作で改めて録音されました。
収録曲(全13曲)
- Train Carried My Girl From Town
- ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
- Orphan Billy
- 小さなルーカス
- ブーツマン
- Vigilante Man
- ソウル・ブラザー
- 伊那谷ブルーズ
- マルテの夢
- Death Letter
- グッド・タウン、マイ・タウン
- オーファン・ビリー
- シベリア

弾き語りはエンジニア目線から見ると、実は録音・マスタリングともに難しいフォーマットです。多重録音であれば後から調整できる部分も、弾き語りはそのまま記録される。声の揺らぎも、指の音も、沈黙も——すべてが正直に残ります。だからこそ、手を加えすぎず、その場の空気感を保つことを意識しながらチューブのアウトボード使用して丁寧にマスタリングに臨みました。
掲載の経緯
ジロー・ヤマオカさんのFacebookによると、音楽評論家・小林慎一郎氏がジローさんの音楽を知り、連絡をくださったことがきっかけだったそうです。
掲載されたのは「SS NEW MUSIC GUIDE & ESSAY for Audiophiles」というコーナー(ポピュラー担当:小林慎一郎氏)。オーディオ専門誌に音楽が取り上げられるということは、音楽的な評価と同時に、録音・音質の面でも耳の肥えた読者に届く内容であることを意味します。エンジニアとしても、素直に励みになる出来事でした。
アルバム・雑誌の購入について
『オーファン・ビリー』(全13曲・税込3,000円)はCDのみの販売です。ジロー・ヤマオカさんのオンラインショップまたはライブ会場でお求めいただけます。 → こちらからご購入いただけます
『ステレオサウンド』No.239(2026年6月3日発売・税込2,640円)はステレオサウンドストアでお求めいただけます。 → こちらからご購入いただけます
おわりに
RED IGUANA STUDIOは長野県伊那市の小さなスタジオですが、アーティストの音楽としっかり向き合うことを大切にしています。今回の掲載は、その積み重ねが形になったひとつの出来事として、素直に喜んでいます。
ジロー・ヤマオカさん、小林慎一郎さん、ステレオサウンド編集部の安江さんに心から感謝申し上げます。
レコーディング・マスタリングのご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。


