【4コマ漫画】RED IGUANAの日常5 ~迷走するクリエイティビティ~
RED IGUANA STUDIOのブログをご覧いただき、ありがとうございます。 ご好評いただいている「スタジオの日常」4コマシリーズ、第5話をお届けいたします。
レコーディングも終盤、深夜に差し掛かって疲れが見え始めた頃。そんなタイミングに限って、それは突然やってきます。
「イグアナさん!ついに最高のフレーズが降ってきました!」
目を輝かせてそう語るアーティスト。エンジニアとしては、その熱量にしっかり応えたいもの。納得いくまで追求するのが一番ですから、「まずは歌ってみろ」と背中を押してブースへ送り出します。
しかし、マイクの向こうから聞こえてきたのは、予想だにしない「魂の叫び」でした。
「『愛してる』を……『アイ・ラブ・ラブリー・愛してる!』にします!」
……。 ……。
その瞬間、スタジオの空気は凍りつきました。本人は「天才的だ!」と確信に満ちた表情をしていますが、客観的に聞けば、それは紛れもなく「深夜のテンション」が産み落とした迷作。
ここで無慈悲に「帰るぞ。今日はもう無理だ」と告げる。これもまた、プロとしての「勇気ある撤退」であり、大切な仕事の一つです。このまま録り続けても、翌朝聞き返して頭を抱えるのは目に見えていますから。
クリエイティブな作業において、時には「これ以上はやらない」と決断し、一旦リセットすることも必要です。(※このお話はフィクションですが、翌朝、冷静になったアーティストから「……昨日のテイク、なかったことにしてください」と消え入りそうな声で連絡が来るまでがセットだったりします。)
皆様の情熱が「正しい方向」へ結実するよう、私たちは時として冷静なアドバイス(と、時には強制終了)を提供してまいります!

