【4コマ漫画】RED IGUANAの日常11 ~ガリは友達!~
RED IGUANA STUDIOのブログをご覧いただき、ありがとうございます。 ご好評いただいている「スタジオの日常」4コマシリーズ、第11話をお届けいたします。今回のテーマは、スタジオエンジニアなら一度は通る「あの音」との向き合い方です。
伝説のコンプレッサー、Universal Audio 1176LN。
ロック、ポップス、ジャズ……ジャンルを問わず、数え切れないほどの名盤に刻み込まれてきた、まさに「歴史の重みを持つ機材」です。レコーディングスタジオに一台あれば、それだけで空気が変わる──そんな存在感を放ちます。さあ、その伝説のコンプレッションを聴かせてもらおうか。胸を高鳴らせながらツマミに手をかけた瞬間、スピーカーから飛び出してきたのは……。
「ザガッ!!!」 なっ……なんだこのガリは!?
静電気が走るような、あの独特のノイズ。ポテンショメーターの接点が劣化したときに発生する「ガリ」は、思わず飛び上がりたくなるほどの不快感です。しかし、ここで慌ててはいけない。深呼吸して、改めてこいつと向き合う。
「……落ち着け。こいつは1176だ。」
そう、ガリがあってこそ、それは「生きている」証拠。何十年も現役で動き続けてきた本物のヴィンテージ機材には、デジタルのプラグインでは決して再現できない「重量感」と「個性」があります。多少の接触不良は、時代を生き延びてきた勲章のようなもの。そしてスタジオには、今日もそのガリを求めてクライアントがやってくる。
「よし……今日もいいガリだ。」
ツマミを回すたびに鳴り響く「ガリガリ、シュバババ!」の音すら、RED IGUANAでは1176の「音作り」の一部として受け入れています。もちろん、セッションが始まれば丁寧にエージングして最高のコンプレッションをお届けするわけですが……。こうして今日も、人間とヴィンテージ機材の、少々騒がしい友情は続いていくのです。
(※このお話はフィクションですが、ヴィンテージ機材のガリに愛着を感じてしまうエンジニアが実在することは、否定できません。)

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