[SOUNDELUX USA(サウンデラックス)U195] 新規機材導入
RED IGUANA STUDIOで新規導入を行った機材のご紹介を致します。
導入を行って欲しい機材リクエストなどございましたらお気軽にお問い合わせください。



| 機材カテゴリー | ラージフラムコンデンサーマイクロフォン |
| 導入日 | 2019-5-9 |
| メーカー名 | SOUNDELUX USA(サウンデラックス) |
| 製品名 | U195 |
| 個 数 | 1個 |
| レンタル/貸出 | 可能 |
メーカー紹介:SOUNDELUXとSOUNDELUX USA
SOUNDELUXとは
SOUNDELUXは、1980年代からアメリカで音響・サウンドデザイン事業を展開していた大手ポストプロダクション・カンパニーです。その傘下でマイクロフォン部門が誕生したのが1995年のこと。設計を担ったのは、サンフランシスコの名門スタジオ「Hyde Street Studios」や、ロサンゼルスの伝説的レコーディングスタジオ「Ocean Way」でスタジオテクニシャンとして長年ヴィンテージマイクの修理・メンテナンスに携わってきたDavid Bock氏です。
当時、ヴィンテージチューブマイクのサウンドクオリティに匹敵する新品のマイクがほぼ存在しなかったことに問題意識を持ったBock氏は、「現代の技術と素材で、ヴィンテージマイクの本質的な音を再現する」という哲学のもとにマイクロフォン開発をスタートさせました。
SOUNDELUXの代表的なラインナップは以下の通りです。
| モデル | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| U195 | 大口径FETコンデンサー(カーディオイド) | ブランド最初のFETモデル。Fat/Normスイッチが独自の強み |
| U95 / U95S | 大口径チューブコンデンサー(マルチパターン) | ブランド初のチューブモデル。1999年TEC Award候補 |
| U99 | 大口径チューブコンデンサー(マルチパターン) | U95の発展型。連続可変パターン切替を実現 |
| ELUX 251 | 大口径チューブコンデンサー(マルチパターン) | Telefunken ELAM 251にインスパイアされたフラッグシップ |
| E47 | 大口径チューブコンデンサー(マルチパターン) | Neumann U47をリファレンスにした高級モデル |
これらのモデルはいずれも「ヴィンテージの音質・コンシステンシー・ワランティ」を兼ね備えたブティックマイクとして、世界中のプロスタジオで高い評価を受けました。
しかし2006年、親会社が製造事業からの撤退を決定。SOUNDELUXマイクロフォン部門は突如として幕を閉じます。
SOUNDELUX USA へ:ブランドの復活
親会社の撤退後、David Bock氏は自身のブランド Bock Audio を立ち上げ、U195などの設計を継続。しかし数年の中断を経た2016年頃、Bock氏はSOUNDELUX USAのブランド名の使用権を取得し、改良を加えたモデルを「SOUNDELUX USA」の名のもとに再リリースすることになります。
2017年のWinter NAMMショーにて、まずSOUNDELUX USA U99が発表・リリース。そしてU195も新カプセルや回路の改良を加えたSOUNDELUX USA U195として復活を遂げました。
なお、2020年にはDavid Bock氏がUniversal Audio(UA)に加入し、Bock Audio / SOUNDELUX USAブランドもUAに引き継がれています。現在もUAのサポート体制のもとで、これらのマイクはプロオーディオ界のレガシーとして位置づけられています。
SOUNDELUXブランドの歩み
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1980年代 | Soundelux(ポストプロダクション会社)設立 |
| 1995年 | David BockによるSOUNDELUXマイク部門スタート |
| 1996年 | U195(初代)リリース |
| 1998年 | U95 / U99 リリース |
| 2000年 | ELUX 251 リリース |
| 2002年 | E47 リリース |
| 2006年 | 親会社の事業撤退によりSOUNDELUXマイク部門閉鎖 |
| 2007年 | David Bock、「Bock Audio」として独立・継続 |
| 2014年 | Bock Audio版 195 製造終了 |
| 2016年 | SOUNDELUX USA ブランド名取得 |
| 2017年 | SOUNDELUX USA U99 / U195 として復活(Winter NAMM発表) |
| 2020年 | Universal AudioがBock Audio / SOUNDELUX USAを買収 |
SOUNDELUX USA U195 について
SOUNDELUX USA U195は、伝説的なマイクロフォンデザイナー、David Bockが手がけた大口径FETコンデンサーマイクロフォンです。1996年から2006年にかけて製造されたオリジナルのSoundelux U195、その後2007年〜2014年にBock Audioとして継続されたモデルを経て、改良を加えてリリースされた最新バージョンです。
ボーカル録音はもちろん、アコースティック楽器、ドラム(キック・タム・オーバーヘッド)、ギターアンプなど、あらゆるソースに対応できる”万能コンデンサーマイク”として高い評価を得ています。
主な特徴
Fat/Norm スイッチ
U195最大の個性とも言えるのが「Fat/Norm」ボイシングスイッチです。
- Norm(ノーマル)モード:FETコンデンサーらしい、フラットなレスポンスにわずかな高域のリフトを加えたサウンド
- Fat(ファット)モード:10Hz〜400Hzの低域にブーストをかけ、ヴィンテージチューブマイクのような温かみと厚みを再現
この切り替えひとつで、モダンなクリアサウンドからビンテージライクな豊かな低域まで、EQを使わずにマイク本体でキャラクターを選択できます。
-10dB パッド / ローカットスイッチ
大音圧ソース(キックドラム内部やギターアンプ近接など)にも対応する-10dBパッドを装備。加えてローカットスイッチ(20Hzで-10dB)により、ルームノイズや不要な低域成分を効果的に処理できます。
高品位な回路設計
表面実装部品を一切使用せず、スルーホール構成の基板に高品質コンポーネントを採用。クラスAシングルFET回路と大型出力トランスにより、FETマイクにありがちなハーシュネスを抑え、全帯域にわたって一貫したサウンドを実現しています。
主なスペック
| スペック | 値 |
|---|---|
| 指向性 | カーディオイド(固定) |
| 周波数特性 | 20Hz〜16kHz(±2dB) |
| 感度 | 8mV/Pa(-42dBV) |
| 自己雑音 | 13dB(A特性) / 22dB(無補正) |
| SN比 | 81dB(A特性) / 72dB(無補正) |
| 最大SPL | 126dB(0.5% THD) / 127dB(1% THD) |
| ダイナミックレンジ | 111dB |
| 出力インピーダンス | 200Ω(トランス・バランス出力) |
| カプセル | 1インチ径 デュアル対称バックプレート K67タイプ |
| 電源 | P48ファンタム電源(最低45V以上推奨) |
| 外形寸法 | 51mm径 × 195mm(全長) |
| 重量 | 約725g |
まとめ
SOUNDELUX USA U195は、ボーカルからドラム、弦楽器まで幅広いソースに対応できる、スタジオの”頼れる一本”です。Fat/Normスイッチによるキャラクター切り替えが最大の魅力で、素材やジャンルに応じた柔軟な対応が可能です。視聴も可能ですので、是非お問い合わせください。








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