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[SENNHEISER(ゼンハイザー)E604] 新規機材導入

SENNHEISER(ゼンハイザー)E604
目次

[SENNHEISER(ゼンハイザー)E604] 新規機材導入

 RED IGUANA STUDIOで新規導入を行った機材のご紹介を致します。
導入を行って欲しい機材リクエストなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

機材カテゴリーダイナミックマイクロフォン
導入日2019-5-9
メーカー名SENNHEISER(ゼンハイザー)
製品名E604
個 数5個
レンタル/貸出可能

※本稿は2019年6月29日に公開された機材導入レポートを、現在のスタジオにおける運用実績と最新の技術的知見に基づき、大幅に加筆・再構成したリライト記事です。

SENNHEISER(ゼンハイザー)について

SENNHEISER(ゼンハイザー)は、1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士(Dr. Fritz Sennheiser)によってドイツ・ハノーファー近郊のヴェーデマルクに設立された、世界的に著名な音響機器メーカーです。創業当初は「Labor W(Labor Wennebostel)」という名称でスタートし、1958年に現在の「Sennheiser electronic」へと改名されました。

創業翌年の1946年には早くも初のマイクロフォン「DM 1」の生産を開始。1956年には世界初のショットガンマイク「MD 82」を発売し、映画・テレビ・ラジオ制作の現場にその名を轟かせます。さらに1968年には世界初のオープンバック型ヘッドフォン「HD 414」を発表するなど、創業以来80年以上にわたって革新的な製品を世に送り出し続けてきました。

現在もドイツ・ウェーデマルクに本社を構え、ドイツ・アイルランド・アメリカに生産拠点を持つグローバルメーカーとして、第3世代のダニエルとアンドレアス・ゼンハイザーが経営を引き継ぎ、創業家による独立した経営を維持しています。その製品は世界中のレコーディングスタジオ・放送局・ライブ現場で採用され、「パーフェクト・サウンド」の追求というブランド哲学は、創業から現代まで一貫して受け継がれています。

なお、1987年にはMKH 816の技術的貢献により創業者フリッツ博士がアカデミー賞を受賞。1996年にはRFワイヤレス技術の革新でエミー賞を受賞しており、業界における高い評価と信頼を証明しています。

詳細

SENNHEISER E604は、タム・スネアを中心としたドラム・パーカッション収音に特化した定番のダイナミックマイクロフォンです。世界中のスタジオやライブ現場で長年にわたって愛用されており、プロフェッショナルの現場における信頼性は折り紙付きです。

「音がいいのは当然として、現場でいかにストレスなく使えるか」——E604はその問いに正面から応えているマイクだと感じています。ドラムレコーディングにおける実用性とサウンドクオリティを高いレベルで兼ね備えた、まさに現場目線で設計された一本です。

RED IGUANA STUDIOがE604を選んだ理由

数あるドラム用マイクの中からE604を選んだ最大の理由は、セッティングの素早さと安定性です。

ドラムレコーディングの現場では、スタジオのブース内にドラムセット・アンプ・その他の機材が所狭しと並ぶことが少なくありません。そうした環境でタムやスネアのそれぞれにマイクスタンドを立てようとすると、スタンドの足がドラムペダルやハイハットスタンドと干渉したり、演奏者の動きを妨げたりと、セッティングに想定外の時間がかかってしまうことがあります。

E604のリムクリップ方式はそのストレスを一気に解消してくれます。ドラムのリムに直接クリップするだけなので、スタンドの設置スペースを確保する必要がなく、狭いブースでも迷いなくセッティングを進めることができます。

また、スタンドに立てたマイクは演奏中の振動や人の動きで少しずつ位置がずれてしまうことがありますが、E604はリムに固定されているためセッティング後に動いてしまうことがほとんどありません。一度ベストポジションを決めたら、そのまま安心してレコーディングに集中できるのも大きな魅力です。

ドラム用マイクとしての特徴

1. MD 421ゆずりのサウンド設計

E604のサウンドキャラクターは、ゼンハイザーの名機「MD 421」をベースに設計されています。MD 421はスタジオ・ライブを問わず世界中で使い続けられる伝説的なダイナミックマイクですが、E604はそのサウンドの系譜を受け継ぎつつ、よりコンパクトなボディに落とし込んだ「弟分」的な存在です。中高域にわずかなピークを持つ周波数特性により、タムやスネアのアタック感と存在感をしっかりとミックスの中に立たせることができます。特に4〜5kHz付近にわずかなブーストがあり、打楽器らしいパンチのある音像を作り出します。

2. 160dBを超える超高SPL対応

ドラムは楽器の中でも特に大音圧を発生させる楽器です。E604は160dBを超える音圧に対応しており、スティックによる強打でも歪みやクリッピングを起こしません。軽量なボイスコイルを採用することで高域の伸びと速いトランジェント応答を実現しており、スネアのアタック・タムのスキン感など、ドラムの「鳴り」を瞬時かつ正確に捉えます。

3. リムマウントによるスタンドレスセットアップ

E604最大の特徴のひとつが、付属のリム用ホルダーによるスタンドレスマウントです。ドラムのリム(縁)に直接クリップするだけで設置が完了するため、マイクスタンドを何本も立てる必要がなく、セッティング時間を大幅に短縮できます。スタジオでのレコーディングはもちろん、ライブのバンドリハーサルや転換時間が限られる現場でも非常に重宝します。また、クリップはピボット(回転軸)機構を持つため、最適なマイキング角度に細かく調整が可能です。なお、クリップを外してマイクスタンドへの取り付けも可能なため、通常のポジショニングにも柔軟に対応できます。

4. 強靭なグラスファイバーボディ

ドラムセットのリムに取り付ける性質上、演奏中にスティックが当たるリスクは避けられません。E604はボディに強化グラスファイバーを採用しており、衝撃や振動に対して高い耐久性を発揮します。また、ボディ構造自体がハンドリングノイズや衝撃音を抑制する設計になっており、余計な振動がサウンドに混入しにくくなっています。

5. カーディオイド(単一指向性)によるブリード抑制

ドラムレコーディングでは、隣接するドラムやシンバルの音が各マイクに回り込む「ブリード」が課題になります。E604の単一指向性パターンは、狙ったドラムのみを効率よく収音し、不要な音の回り込みを最小限に抑えます。これはスタジオでのマルチマイク録音でも、ライブPAでのフィードバック対策においても大きなメリットになります。

特長(メーカーサイト抜粋)

  • タイプ:ダイナミックマイク
  • 指向特性:カーディオイド(単一指向性)
  • 周波数特性:40Hz~18kHz
  • 感度(無負荷、自由音場、1kHz):1.8mV/Pa
  • 公称インピーダンス:350Ω
  • 最小終端インピーダンス:1000Ω
  • コネクター:XLR-3
  • 寸法・重量:φ33×59mm、60g
  • 付属品:リム用ホルダー、ポーチ

※その他機材などは下記の機材リストからご覧頂けます。


当スタジオでは、レコーディングからミックス・マスタリングまでトータルでサポートいたします。 質の高い制作環境を保つため「完全予約制」のプライベート空間となっておりますので、周りを気にせずご自身のペースで集中して制作していただけます。

営業時間: 火〜日 10:00 〜 19:00(月曜定休)
[ 制作のご依頼・ご相談窓口【無料】]

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